「好古園」は、古地図の「姫路侍屋敷図」を基に「姫路城西御屋敷跡」で発掘調査で確認された西御屋敷等の遺構をそのまま生かして作庭され、平成4年(1992年)に開園しました。
所在地:兵庫県姫路市本町68-49
「姫路城西御屋敷跡」とは、江戸時代の初代姫路城主となった「本多忠政」が、元和4年(1618年)に姫路城の西側に造営した西尾屋敷や武家屋敷、通路等の遺構をいいます。
「好古園」は総面積約1万坪で、9つの日本庭園からなり、それぞれが屋敷割遺構どおりに築地塀等で区切られています。各庭園入口には長屋門や屋敷門、園内には渡り廊下など江戸時代の建築が再現されていることから、時代劇や大河ドラマの撮影地にもなっています。
9つのそれぞれの庭園は、次のとおりです。
① 御屋敷の庭
② 苗の庭
➂ 茶の庭
④ 流れの平庭
⑤ 夏木の庭
⑥ 松の庭
⑦ 花の庭
⑧ 築山池泉の庭
⑨ 竹の庭
好古園案内図 |
〔開園時間〕
4月27日~8月31日 午前9時~午後6時(入園は5時30分迄)
9月 1日~4月26日 午前9時~午後5時(入園は4時30分迄)
休園は12月29日、30日
〔入園料〕
大人310円(18歳以上)
小人(小・中・高校生)150円
姫路城とセット券
大人1050円(18歳以上)
小人(小・中・高校生)360円
順路通り進みます。
最初は「御屋敷の庭」です。
屋敷の庭入口の屋敷門 |
活水軒へのアプローチ |
活水軒入口 |
メニューの一例
あなご丼セット(あなご丼と天ぷらなど) 1380円(税込み)
冷たいそばとあなご丼セット 1380円(税込み)
ざる夢そばと穴子天ぷら 1380円(税込み)
いろどり活水軒官兵衛弁当 1780円(税込み)
少し贅沢して
姫御膳 2620円(税込み)
穴子重セット 2180円(税込み)
活水軒の玄関には、見事な楓の盆栽が飾られていました。
楓の盆栽 |
感覚になります。
沢の流れ |
池の中に枝ぶりの良い松が植えられた中島が配置されています。
対岸に向けて石橋が架かっています。そしてその背景には姫路城の西の丸の櫓が見えています。
「御屋敷の庭」の次は、「苗の庭」です。ここでは木材で枠組みされた育苗床で江戸時代に栽培された植物を中心に育てています。育苗床では大切に苗を育てている様子が分かります。
苗の庭の入口の屋敷門 |
茶の庭への門 |
茶室「双樹庵」 |
料金は、抹茶と茶菓子合わせて500円です。(お茶菓子は市内の有名菓匠のものです)
お茶室には、外国人夫婦の観光客が訪れていました。
お茶室から天守閣方向の庭 |
小間の茶室 |
蹲踞と飛び石 |
丸窓 |
流れの庭への門 |
流翠亭 |
「夏木の庭」の遠景に姫路城の天守閣と西の丸が見えます。
夏木の庭の小紫式部 |
花の庭への竹の塀 |
「花の庭」
先程の竹の塀とは趣の異なる竹の塀です。
竹の塀 |
「築山池泉の庭」への門の屋根に「ごいさぎ」がとまっていました。
結構立派な「ごいさぎ」でした。
ごいさぎ |
築山池泉の庭 |
「築山池泉の庭」の「臨泉亭」と背景に姫路城西の丸 |
竹の庭 |
土塀の丸瓦の家紋も道の両サイドで変えてあります。心憎い心配りです。
「好古園」はゆったりとした時間が流れるそんな素敵な日本庭園でした。
アクセス
JR山陽本線・新幹線・山陽電鉄
姫路駅北口から神姫バス乗車「大手門前」バス停下車徒歩5分
JR山陽本線・新幹線・山陽電鉄 姫路駅下車徒歩20分
0 件のコメント:
コメントを投稿