2019年7月3日水曜日

奥能登輪島の「重蔵神社」は崇神天皇の時代に創建されました(社伝)

奥能登輪島の「重蔵神社(じゅうぞうじんじゃ)」は奥能登の中心地輪島市の市街地の日本海に面した河井町にあります。
第10代天皇「崇神天皇」の時代に創建されたと社伝は伝えているそうです。崇神天皇の時代というと紀元前97年から紀元前30年頃ですので、若干あやしいですが大変格式の高い由緒ある神社です。

輪島で宿泊し朝早く起床してしまったので、参拝してきました。


 重蔵神社(じゅうぞうじんじゃ) 御由緒 


御祭神
主祭神
天冬衣命(あめのふゆきぬのみこと)
 出雲から来臨して能登を平定したといわれる大国主命の父
大国主神(おおくにぬしのかみ)
 因幡の白兎を助けた心の優しい神で、縁結びの神としても知られています。

相殿神
五男神
三女神(宗像三女神)

境内末社
子安神社
秋葉神社
金毘羅神社
白山神社
稲荷神社
菅原神社(たぬき神社)
要石

御神紋
巴(ともえ)

例祭
例大祭(きりこ祭) 8月23日
日本文化遺産に登録されている奥能登を代表する例大祭

ご利益
本  殿 縁結び・金運・招福開運
子安神社 安産・子育て・良縁
秋葉神社 水難・厄祓・火伏
金毘羅社 大漁・海上安全
白山神社 五穀豊穣・商売繁盛
稲荷神社 商売繁盛・五穀豊穣
菅原神社 芸能・スポーツ・学問
要  石 地震除け

本殿
手水舎
天平勝宝8年(756年)、僧泰澄大師により寺院が建立され、以後神仏習合の社として重蔵権現・十蔵大権現・重蔵宮とも称せられ、堂塔伽藍が立ち並んでいました。領主や民衆から崇敬され、中世には地頭の長谷部氏をはじめ温井氏(畠山氏家臣)による社殿の造営なども行われました。

天正10年(1582年)、能登に入国した加賀藩祖前田利家が武具と柱松明木を奉献、以後明治維新に至るまで前田家による松明木の献納は恒例となりました。

明治5年(1872年)に郷社となり、大正7年(1918年)には県社に昇格しました。


子安神社

秋葉神社

金毘羅神社

白山神社

稲荷神社
菅原天神は菅原道真をお祀りした神社ですが、当社では「他抜天神(たぬきてんじん)」として、「昔からたぬきは(他を抜くといわれ)といわれ学業やスポーツ等諸芸上達のご利益があるとされています。

菅原神社(たぬき天神)

要石

「福うさぎ」

福うさぎを撫でると幸福に恵まれ開運をもたらすとされています。願い事をしながら撫でて下さい。

福うさぎ

重蔵神社産屋

輪島朝市通りの終点に「重蔵神社産屋」があります。
社伝によると、重蔵神社の男神様が祭の日(8月23日)の夜、河井の浜で松明を焚き上げます。舳倉島の女神様はその光を目指して海を渡ってこられます。お二人が浜で結婚されると女神様はすぐに新しい神様を身ごもられます。
男神様は現在の産屋がある地に出産する小屋を建てられました。そして女神様が新しい御子神様をお産みになられたのがこの場所と言い伝えられています。






輪島工芸長屋

重蔵神社の門前には、輪島塗や地元特産の食などを集めた新たな交流施設もあります。「輪島塗に触れ、創作を体験し、職人さんと語り、もっともっと漆に親しんでください」と訴えています。

輪島塗の展示販売や、地元特産の食や山海珍味も楽しめる施設となっています。

輪島工芸長屋
参拝を終えた頃、神主さんが境内を掃除されていました
輪島散策の際には、「重蔵神社」にも足を運ばれてはいかがでしょう。

アクセス
金沢から車で約1時間40分(のと里山海道経由)


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