2019年6月28日金曜日

能登半島ほぼ一周ドライブ旅その1 白米千枚田の夕日は絶景 

平成最後の年の4月中旬、能登半島ほぼ一周の1泊2日ドライブ旅で、絶好の天候で絶好の景色を楽しんできましたので、私たちが訪ねた能登半島の見どころをご紹介させていただきます。
1日目は、砂浜の「千里浜なぎさドライブウェイ」を走り、能登金剛の一つの海に突き出た断崖にトンネルがぽっかりと開いた「厳門」や、優美に流れる「夫婦滝」、日本海の荒波を防御する「間垣の里」を訪ねました。そして、その日のラストには絶景棚田で有名な「白米千枚田」で海に沈む夕日を満喫しました。

白米千枚田と海に沈む夕日

今回の旅は宿泊場所を輪島市内の輪島朝市に歩いていけるビジネスホテルとして予約したのみで、能登半島の外周をドライブするということだけで、具体的な日程はあまり決めずに出たとこ勝負かなと思って出発しました。

4月11日 まずは北陸自動車道を北へ向かいます。

 尼御前サービスエリア下り 

途中福井県から石川県に入ってすぐの「尼御前サービスエリア」に立ち寄りました。このサービスエリアの下り側は日本海に突き出た「尼御前岬」へ向かう遊歩道に出ることが出来ます。

「尼御前岬」は源義経が兄の源頼朝の怒りを買い奥州へ向かう道中、難所として知られていた「安宅の関」を超える際に連れていた侍女「尼御前」が足手まといになるとして自ら身を投げた断崖です。人々は「尼御前」を哀れんで、この岬を「尼御前岬」と名付けました。

「尼御前岬」への遊歩道は、トイレの先を出たところにあります。日本海からの風が強いので気をつけてお出かけください。

 尼御前SA

 土産物売場

左側はトイレでその先から遊歩道に出られます




北陸自動車道を金沢東ICで降り、8号線から県道159号線を走り、白根ICからは日本海を左に見ながら「のと里山海道」を北に向かって走ります。「のと里山海道」は日本海沿いに造られた全区間無料の自動車専用道で、走っていて大変気持ちのよい道路です。


 道の駅高松 

「のと里山海道」を北へ進むと左側の日本海側に「道の駅高松」があります。
「道の駅高松」は目の前に「高松北部海水浴場のビーチ」が広がります。また「足湯」もあり、「ドッグラン」の施設、日本海に沈む夕陽を楽しめる「夕陽カフェ」もあります。

夕陽カフェ

 

 千里浜なぎさドライブウェイ 

「のと里山海道」を今浜ICで出て日本海方面へ進むと、「千里浜なぎさドライブウェイ」の今浜口に到着します。ここからは砂浜を車で走ることのできる「千里浜なぎさドライブウェー」です。「千里浜なぎさドライブウェイ」は石川県羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る総延長約8Kmの無料の観光ドライブウェイです。千里浜と今浜の一部と出浜の各海水浴場も兼ねています。

日本で唯一、一般の車やバスでも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることのできる道路です。

日本海側の海岸は、朝鮮半島や中国大陸から漂着物が多いことで知られていますが、このドイブウェイではこれらの清掃と砂浜の整備が行き届いていますので、日本海の荒波と潮風を間近に感じながら気持ちよく走れます。

このドライブウェイはゆっくり走ることをお勧めします。ところどころの波打ち際でウミネコが十数羽の列を作ってエサを狙っているところや、水平線を見ながら走るのはゆっくり走るに限ります。

ドライブウェイの途中には、「サザエなどの浜焼き」を食べさせる「小屋」が4軒ならんでいます。日本海を眺めながら食べるのもいいですね。

終点には、「千里浜レストハウス」があり食事をしたり、土産物を買うことができます。

ただし、あまり波打ち際を走ると砂にタイヤがとられ空回りして脱出できないことがありますので要注意です。また、荒天の際には通行止めになることもあります。

この旅の帰りにもこのドライブウェイを走りました。帰りは夕日の沈んだ直後の日本海を見ながらのドライブです。

 「千里浜なぎさドライブウェイ」

 千里浜なぎさドライブウェイの日本海の荒波

 千里浜なぎさドライブウェイ

 日本海の水平線

水際のウミネコ

 夕日の沈んだ直後の日本海




 能登金剛「厳門」と松本清張「ゼロの焦点」 

「千里浜なぎさドライブウェイ」を楽しんだ後、能登金剛の一つ「厳門」に行きました。

「能登金剛」は、能登半島の西海岸の石川県羽咋郡志賀町にある、約30Kmに亘って奇岩、奇勝、断崖が連続する海岸線で、能登半島国定公園の代表的な景観の一つです。

「厳門」は、能登金剛の絶景の一つで、波食によってうがたれた天然の洞門です。

厳門



 「世界一長いベンチ」と「道の駅とぎ海街道」 

奥能登の「世界一長いベンチ」は、石川県羽咋郡志賀町富来領家町の「道の駅とぎ海街道」の駐車場の後方の海岸にあります。
この富来の町はまた、終戦後に京都の舞鶴港でシベリア抑留からの帰還兵を乗せた引き揚げ船を待つ姿を描いた、流行歌「岸壁の母」のモデルとなった「端野いせ」さんの故郷でもあります。


世界一長いベンチ




「道の駅赤神」「男女滝」「上大沢・大沢の間垣の里」

能登半島を輪島へ向かって車で北上していくと、「道の駅赤神」から日本海を望む雄大な景色と、「男女滝」のやさしい流れに感動し、そして「上大沢・大沢の間垣の里」では冬の日本海から吹き付ける厳しい自然の驚異を感じるとることができます。


道の駅赤神
男女滝


上大沢の間垣


大沢の間垣


 白米千枚田の夕日は絶景 


「白米千枚田」は世界農業遺産「能登の里山里海」の代表的な棚田として、年々注目を浴びています。千枚田は「日本の原風景」と言われ、昔ながらの農法を忠実に守り続けています。私たちはこの原風景を守る努力を続けている人達に敬意を表したいと思います。

日本古来の農法「苗代田」を復活させ、実際に種もみから苗を育成し、稲作を行う取り組みを行っておられます。














白米千枚田に咲く水仙の花
白米千枚田と日本海、日本海に沈む夕日とのコントラストも絶景でした。















 輪島の「やぶ新橋」 

本日の宿は「ルートイン輪島」です。
「輪島の朝市」にも近く、「輪島キリコ会館」にも近く、リーズナブルなビジネスホテルです。





そして、本日の締めくくりとして夕食は、輪島の「やぶ新橋」でいただきました。
日本海の海の幸や、定食、軽食もいただけるお店です。





私は「河豚の炙り丼」、相方は「能登海鮮丼」をいただきました。どちらも新鮮で大変おいしくいただきました。

河豚の炙り丼
能登海鮮丼

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