白峯神宮にはワールドカップ日韓大会やフランス大会で代表チームが使用したサッカーボールや、アテネオリンピックのバレーボール代表チームが使用したボール、その他ラグビーなど多くの球技種目のチームが使用したボールが、競技の上達と必勝を祈願して奉納されています。
その他武道をはじめ様々なスポーツのアスリートが、競技の上達と必勝を祈念して参拝しています。
白峯神宮は、見どころ、お参りどころ、ご利益どころ満載です。
白峯神宮(しらみねじんぐう) 御由緒
御祭神
第75代崇徳天皇(すとくてんのう)
第47代淳仁天皇(じゅんにんてんのう)
御神紋
菊花紋
末 社
・地主社(以下の社を合祀しています)
精大明神
柊大明神
今宮大神
白峯天神
糸元大明神
・潜龍社
・伴緒社
例祭日
4月14日 淳仁天皇祭 この日「蹴鞠」が奉納されます。
9月21日 崇徳天皇祭 この日「薪能」が奉納されます。
ご利益
スポーツの上達と必勝、学業上達、武道の上達、縁結び、魔除け・厄除け
崇徳上皇は保元の乱に敗れて讃岐国(現在の香川県)に流され、その地で崩御されましたた。その後天変地異が相次いだことから上皇の祟りとされ、上皇が葬られた白峯陵(香川県坂出市)の前に、上皇を白峯大権現として祀る御影堂が建立されました。幕末の動乱期、孝明天皇(1831年~1867年)は異郷に祀られている崇徳上皇の霊を慰めるため、その神霊を京都に移すよう幕府に命じたが、まもなく崩御されました。
明治元年(1868年)、明治天皇は父孝明天皇の遺志を継いで、現在地に社殿を造営し、讃岐の御影堂の神像を移して神体とし白峯宮を創建されました。(このとき宮司には讃岐白鳥神社の神職家の猪熊夏樹が就きました。)
明治6年(1873年)には、奈良時代に僧道鏡と恵美神勝の争いの藤原仲麻呂の乱に巻き込まれて淡路島に配流され、その地で崩御された淳仁天皇(淡路廃帝あわじはいたいとも呼ばれます)の神霊を淡路島から迎えて合祀し、官幣中社としました。
昭和15年(1940年)に官幣大社に昇格し、神宮の号を許され白峯神宮と称しました。
白峯神宮の社地は、蹴鞠(けまり)と和歌の宗家であった飛鳥井家の屋敷の跡地でした。摂社の地主神社に祀られる「精大明神」は代々飛鳥井家が守護神として屋敷内にお祀りしてきたもので、現在ではサッカーのほか、球技全般およびスポーツの守護神とされ、サッカーをはじめとするスポーツ関係者の参詣も多く、社殿前にはサッカーやバレーボールの日本代表チームや、Jリーグに所属する選手などから奉納されたボールなどが見られる。 スポーツにちなんだお守りが有名で、叶う輪(かなうわ)という縁起物があります。
一の鳥居 木製の鳥居は珍しいです
正門
御神紋の菊花紋の幕
舞殿
舞殿前には、「右近の橘」と「左近の桜」があります。「左近の桜」は「撫子桜」という八重桜の品種で、あたかも「なでしこジャパン」になぞらえるかのような存在です。「撫子桜」は桜の開花時期には可憐で力強い花を咲かせます。
拝殿
白峯神宮には参拝の作法があります。
まずは拝殿の前に左右に分かれて置かれている、1対の黄金色に輝く「蹴鞠の形の黄金の鈴」を願い事を込めながら持ち上げて1~2回振ってガラガラと音を出します。これが終わると元の位置に戻し、その後2礼2拍手1礼でお参りします。
拝殿前の「蹴鞠の形の黄金の鈴」は本殿に向かって左側に置いてあるのが「重い鈴」で、本殿に向かって右側に置いているのが「軽い鈴」です。
本殿
側面からの本殿
拝殿前に積まれた奉納ボール
拝殿前のフラッグ
地主社
地主社には、「精大明神」「柊大明神」「今宮大神」「白峯天神」「糸元大明神」が合祀されています。
地主社
地主社に奉納されたボール
地主社に奉納されたボール
精大明神(せいだいみょうじん)
「まり」の守護神として「精大明神」が祀られています。
「精大明神」は蹴鞠・和歌の宗家である公卿・飛鳥井家が代々守護神として邸内にお祀りしてきたものです。
「精大明神」は「まり精大明神」とも称されて、「まりの神様」として崇敬され、日本サッカー協会をはじめ各種スポーツにおいて使用された公式球が奉納されています。御神徳を仰ぎ、野球・サッカーを始めとする球技や新体操、また日々の習い事に至るまでの目的の上達を願う参拝者が多く訪れています。球技・スポーツ全般・芸能上達の神として信仰を集めています。
例祭日は7月7日で、七夕の神とも称されています。
柊大明神(ひいらぎだいみょうじん)
魔除け・厄除け・延命長寿のご利益があります。
柊護符を節分の時季2月3日に限り戴けます。
例祭日は2月3日です。
今宮大神(いまみやおおかみ)
無病息災の神様です。
例祭日は10月9日です。
白峯天神(しらみねてんじん)
学業成就の神様です。
けまりは、ボールを落とさない事・落ちない事から、勉学の神 白峯天神のご利益が学力を落とさない・試験に落ちないなどと縁起が良いとされています。
例祭日は3月25日です。
糸元大明神(いともとだいみょうじん)
地元西陣の織物繁栄・和装の神として知られています。
例祭日は10月10日です。
潜龍社(せんりゅうしゃ)
縁結び、水の神です。
白峯龍王命・紅峯姫王命・紫峯大龍王命を祀ります。この神は、昭和30年(1955年)、本殿にて御火焚祭の斎行中に炎の中に出現した三柱の龍神とされています。潜龍社の脇にある潜龍井の水を飲むと、諸々の悪縁を断ち、災難除け・病気平癒・事業隆昌などに霊験ありとされます。
例祭日 は11月23日です。
潜龍社
潜龍社
伴緒社(とものおしゃ)
武道・弓道上達の神として信仰されています。
崇徳天皇に仕えて武道の神として知られる、源氏の頭領源為義・鎮西八郎為朝公を祀ります。
例祭日は11月15日です。
伴緒社
伴緒社
球技上達「撫で鞠」
境内に入って右側に、「撫で鞠」があります。
縁起の石鞠を1廻しすると球運が授かります。
手水舎の飛鳥井
「飛鳥井家」とあるように手水舎の飛鳥井は、清少納言が『枕草子』168段で
『井は、ほりかねの井。走り井は逢坂なるがをかしき。山の井、さしも浅きためしになりはじめけむ。飛鳥井「みもひも寒し」とほめたるこそをかしけれ。玉の井、少将ノ井、櫻井、后町の井。千貫の井。』
と九つの名水の中にあげてほめ讃えています。
井戸からは滾々と尽きることのない水が昼夜をとわず湧き出ています。
と九つの名水の中にあげてほめ讃えています。
井戸からは滾々と尽きることのない水が昼夜をとわず湧き出ています。
手水舎の飛鳥井(全体像がなく申し訳ありません)
浄心の庭(枯山水)
崇徳天皇(崇徳院)が詠んだ百人一首77番目の歌
「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
という百人一首にも選ばれた名歌の歌碑があります。
この歌の意は、
浅瀬の流れが速いので、岩に一度はせき止められてしまう滝川の水がふたつに別れてものちに再び合流するように、恋しい人に別れても後日必ず逢おうと思う。
若い崇徳院の恋のいちずさが表現されています。
崇徳院は良縁・恋愛成就の神様としても信仰されています。
浄心の庭(枯山水)
樹齢800年京都市指定天然記念物「小賀玉の木」(おがたまのき)
小賀玉の木
鞠庭
蹴鞠を行う庭です。
鞠庭
社務所
全国的にも珍しい「闘魂守」が授けられます。
社務所の脇にも、サッカー他各種球技団体から奉納されたボールが展示されています。
社務所
各種球技の奉納ボール
一歩一歩 昨日より 今日 今日より 明日
一歩一歩 昨日より 今日 今日より 明日
珍しい木の鳥居
アクセス
京都市バス 堀川今出川下車バス停下車 すぐ
京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅下車 ④号出口より西へ徒歩8分
0 件のコメント:
コメントを投稿