建部大社は、本殿に日本武尊(やまとたけるのみこと)、権殿に大己貴命(おおなむちのみこと)を祀り、摂社や末社にも日本武尊に関係する神々をお祀りして、境内にはパワーが満ちています。御神木の「三本杉」や「菊花石」からもパワーをいただけます。
神門
御祭神
本殿 日本武尊(やまとたけるのみこと) (別称 倭建命 読みはおなじ)
本殿相殿神:天明玉命(あめのあかるたまのみこと)(伊弉諾尊の子)
権殿 大己貴命(おおなむちのみこと) (別称 大国主神 おおくにぬしのかみ)
御神紋
三本杉
例祭日
例大祭 4月15日
船幸祭 8月17日
ご利益
本殿 開運・出世・必勝・厄除・災難除
権殿 縁結び・商売繁盛・家内安全・病気平癒・醸造
まずは、御祭神の「日本武尊」をご紹介させていただきます。
「日本武尊」は、古事記・日本書紀などに伝わる古代日本の皇族です。 「日本書紀」では主に「日本武尊」、「古事記」では主に「倭建命」と表記されています。
第12代景行天皇皇子で、第14代仲哀天皇の父にあたります。熊襲征討(くまそせいばつ)・東国征討(とうごくせいばつ)を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄です。
日本武尊の死後の景行天皇46年(116年)、日本武尊の妃の布多遅比売命が神勅によって、御子・建部稲依別命とともに住んでいた神崎郡建部郷千草嶽(現在の東近江市五個荘伊野部町付近の箕作山)の地に日本武尊を「建部大神」として祀ったのが創建とされいます。
「日本武尊」は、古事記・日本書紀などに伝わる古代日本の皇族です。 「日本書紀」では主に「日本武尊」、「古事記」では主に「倭建命」と表記されています。
第12代景行天皇皇子で、第14代仲哀天皇の父にあたります。熊襲征討(くまそせいばつ)・東国征討(とうごくせいばつ)を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄です。
日本武尊
日本武尊の死後の景行天皇46年(116年)、日本武尊の妃の布多遅比売命が神勅によって、御子・建部稲依別命とともに住んでいた神崎郡建部郷千草嶽(現在の東近江市五個荘伊野部町付近の箕作山)の地に日本武尊を「建部大神」として祀ったのが創建とされいます。
建部郷の「建部」の名は日本武尊をしのんで名代として名付けられたことに因むといい、他にも各地に設けられています。
その後、天武天皇白鳳4年(675年)に近江の守護神として、現在地の栗太郡勢多(大津市瀬田)へ遷座されました。
遷座後、元の千草嶽の麓には神護景雲2年(768年)に聖真大明神と建部大明神が設けられたとされており、現在は建部神社が建てられています。
天平勝宝7年(755年)には、大己貴命が大神神社から勧請され、権殿に奉斎されました。
平安時代中期の「延喜式」神名帳には近江国栗太郡に、「建部神社 名神大社」と記載されて名神大社に列しています。その後は「近江国一ノ宮」として崇敬されています。
※名神大社とは「延喜式」に記載された霊験あらたかな社格上位の神社のことです。
※平安時代から鎌倉時代初期にかけて、諸国の中の主要な神社に等級をつけて、最上位にあるものを一ノ宮と称しました。
その後、源頼朝が平治の乱に敗れて伊豆国に流される道中、本社に立ち寄って源氏の再興を祈願、後に大願成就したことから、「出世開運の神」としても著名となりました。
明治4年(1871年)近代社格制度において「建部神社」として県社に列格され、同18年に官幣中社、同33年に官幣大社となった。戦後の昭和23年(1948年)には神社本庁の別表神社となり、社名を「建部大社」とした。
建部大社に関係する神々は、神話の世界に登場する神々ばかりですので、鳥居をくぐるだけで神々しい気分に浸ることができ、パワーを感じことができます。
摂 社
・聖宮神社 (ひぢりのみやじんじゃ)
御祭神:第12代景行天皇(けいこうてんのう)(日本武尊の父)
・大政所神社 (おおまんどころじんじゃ)
御祭神:播磨稲日大郎姫命(はりまのいなびのおおいらつめ) 景行天皇皇后(日本武尊の母)
御祭神:播磨稲日大郎姫命(はりまのいなびのおおいらつめ) 景行天皇皇后(日本武尊の母)
・藤宮神社
御祭神:布多遅比売命(ふたじひめのみこと)(日本武尊の妃)
・若宮神社
御祭神:建部稲依別命(たけべてなよりわけのみこと)(日本武尊の子)
末 社
・行事神社(ぎょうじじんじゃ)
御祭神:吉備臣武彦(こびのたけひこ)、大伴連武日(おおとものたけひのむらじ)(日本武尊の家臣)
末 社
・行事神社(ぎょうじじんじゃ)
御祭神:吉備臣武彦(こびのたけひこ)、大伴連武日(おおとものたけひのむらじ)(日本武尊の家臣)
・弓取神社(ゆみとりじんじゃ)
御祭神:弟彦公(おとひこのきみ)日本武尊の家臣。
・箭取神社 (せんとりじんじゃ)
御祭神:石占横立(てしうらのよこたて)、尾張田子之稲置(おわりたごのいなき)、乳近之稲置(ちちかのいなき) (日本武尊の家臣)
・蔵人頭神社(くろうどのとうじんじゃ)(膳夫神社(かしわでじんじゃ)
御祭神:七掬脛命(ななつかはぎのみこと)(料理の神)
・大野神社(おおのじんじゃ)
御祭神:草野姫命(かやのひめのみこと)(遷座以前から祀られていた地主神)
・武富稲荷神社(たけとみいなりじんじゃ)
御祭神:稲倉魂命(うかのみたまのみこと)
御祭神:稲倉魂命(うかのみたまのみこと)
・八柱神社(やはしらじんじゃ)
御祭神:藤原時平(ふじわらのときひら)、融大臣(とおるおおおみ)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、素盞男命(すさのおのみこと)、豊玉彦命(とよたまひこのみこと)、櫛名多姫命(くしなだひめのみこと)
御祭神:藤原時平(ふじわらのときひら)、融大臣(とおるおおおみ)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)、素盞男命(すさのおのみこと)、豊玉彦命(とよたまひこのみこと)、櫛名多姫命(くしなだひめのみこと)
・桧山神社(ひのきやまじんじゃ)
御祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと)、大山祇命(おおやまつみのみこと)、息長足姫命(おくながたなしひめのみこと)、武内宿禰大臣(たけうちのすくねおおおみ)、住吉大神(すみよしのおおかみ)
アクセス
JR琵琶湖線 石山駅下車 徒歩約30分
京阪石山坂本線 唐橋前駅下車 徒歩約15分
名神高速道路 瀬田西ICまたは瀬田東ICより約5分
御祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと)、大山祇命(おおやまつみのみこと)、息長足姫命(おくながたなしひめのみこと)、武内宿禰大臣(たけうちのすくねおおおみ)、住吉大神(すみよしのおおかみ)
- 境内北方にある御旅山に鎮座する境外末社です。建部神社境内に桧山神社の遥拝所があります。
一之鳥居
建部大社 扁額
拝殿(工事中でした)
拝殿(側方から)
拝殿
拝殿
本殿
権殿
菊花石(きっかせき)
本殿の裏に祀られている、菊花石は菊の紋様をおもわせる自然の化石です。これほど鮮明で大きなものは珍しいといわれています。
病気平癒や長寿のご利益をいただけます。
菊花石
神鏡(本殿裏にあります)
さざれ石(本殿裏にあります)
手水舎
社務所
三本杉(御神木)
拝殿の脇の三本杉は、孝徳天皇の御代天平勝宝7年(755年)大己貴命を権殿へと奉祀された際、一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉です。
パワースポットです。
三本杉
水みくじ
社務所で授けられる水みくじを水盤に浮かべると神のお教えが浮かび上がってきます。
頼朝公の出世水(御神水)
源頼朝公が源氏再興を祈願したとも云われており、「開運・出世・必勝」にご利益があります。
「エンコ」と呼ばれる地下100mくらいから湧き出る「自噴式井戸」です。
出世水の隣には、水琴窟もあります。
頼朝公の出世水(このおじさん何本も汲んでいました)
建部大社は、そんなに広くはない境内に見どころとご利益がたっぷりの楽しい神社です。建部大社の後編は、摂社・末社と「神代桜」などを案内させていただきます。
アクセス
JR琵琶湖線 石山駅下車 徒歩約30分
京阪石山坂本線 唐橋前駅下車 徒歩約15分
名神高速道路 瀬田西ICまたは瀬田東ICより約5分
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