2019年5月24日金曜日

大津の建部大社は日本武尊の神力が満ちた開運パワースポット後編

前回「大津の建部大社は日本武尊の神力が満ちた開運パワースポット前編」では、主に本殿に祀られている日本武尊と建部大社の歴史、パワースポットやご利益などについて、ご紹介させていただきました。
後編では、「神代桜」の開花と、摂社・末社などについてご紹介させていただきます。
「縁結びの神」の末社の大野神社は、「嵐」の大野君にちなんで、参拝者が増えるかも?

大野神社

 神代桜 

親木は、山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にあるアズマヒガンザクラの老木です。国指定の天然記念物で、天然記念物としての名称は「山高神代ザクラ」です。
樹齢は1800年とも2000年ともいわれており、日本武尊が東征の折に実相寺に立ち寄り、自ら手植えしたと伝えられています。「神代桜」の名はこのことに由来したと云われています。
日本五大桜または三大巨桜の1つで、1922年に国の天然記念物に、1990年に新日本名木百選に指定されました。

建部大社の「神代桜」は、平成25年に実相寺の親木から苗木をもらい受け、植樹したもので、神門へ入る手前を右へ入ると、参集殿の園庭に咲いています。
樹高はまだまだ低いですが、しっかりと花を付けていました。

神代桜

神代桜

 摂社・末社 

建部大社の本殿の前の左右に本殿を囲むように、摂社・末社が四社ずつ並んでいます。

左側に四社、右側に四社で合計八つの社があり、左側の上座二社には、日本武尊の父の景行天皇と母の播磨稲日大郎姫命が祀られており、右側の上座二社には、日本武尊のお后と御子が祀られています。左右それぞれの下座の二社には、日本武尊の遠征に付き従った家臣をお祀りしています。

本殿に向かって左側には、本殿奥から手前に向かって、「聖宮神社」、「大政所神社」、「行事神社」、「蔵人頭神社」と並んでいます。


本殿に向かって左側には、本殿奥から手前に向かって、「藤宮神社」、「若宮神社」、「弓取神社」、「箭取神社」と並んでいます。




「願い石」と「お食い初め石」は「パワーストーン」

本殿に向かって左側、聖宮神社の前に「願い石」と「お食い初め石」があります。

「願い石」

建部大社に古くから伝承されている霊験あらたかな白石を持ち帰って、願い事を石に書き朝夕願掛けをして、無事願い事が叶ったならば石は神様にお返しします。すると、大社では本殿にこれをお供えして、家内の安泰を御祈願させていただけます。
(初穂料は1.000円です)

「お食い初め石」

子供が一生食べ物に困らないようにと、生後100日に行われる儀式で、歯固めの石と称し、丈夫な歯が生えますようにと願いを込めてお食い初め石」を添えます。 建部大社ではこれを福石と称しており、無料でお分けしていただけます。 

紅白の幕の下の石囲いの中に、大小2種類の白石があり、大きい方が「願い石」小さい方が「お食い初め石」です。

「願い石」と「お食い初め石」

 境内の桜 

五分咲きから七分咲きぐらいです。満開になると一層華やかでしょう。







境内右手の奥に、末社があります。

 大野神社 

御祭神は草野姫命(かやのひめのみこと)で、建部大社が当地に遷座以前から祀られていた地主神で、えんむすびの神」としてパワースポットとなっています。

栗東市こんぜの「大野神社」は「嵐」の大野君と名前が一緒ということで聖地となっており、全国から多くの「嵐」ファンが詰めかけているようですが、こちらの「大野神社」はどうでしょうか。「縁結び」のご利益と合わせて大変お得ですが。


大野神社鳥居


大野神社

 武富稲荷神社 

御祭神は稲倉魂命(うかのみたまのみこと)です。
ご利益は「家内安全」「商売繁盛」です。


武富稲荷神社 鳥居


武富稲荷神社

お狐さまがかわいいですね

 八柱神社 

御祭神は藤原時平(ふじわらのときひら)融大臣(とおるおおおみ)事代主命(ことしろぬしのみこと)市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)素盞男命(すさのおのみこと)豊玉彦命(とよたまひこのみこと)櫛名多姫命(くしなだひめのみこと)を合祀しています。
ご利益は、「所願成就」です。

八柱神社

 桧山神社遥拝所 

建部大社の北へ10分の「御旅山(おたびやま)」に山の神「桧山神社」があります。
桧山神社の御祭神は、伊邪那美命(いざなみのみこと)大山祇命(おおやまつみのみこと)息長足姫命(おくながたなしひめのみこと)武内宿禰大臣(たけうちのすくねおおおみ)住吉大神(すみよしのおおかみ)です。

「桧山神社」へは、ちと遠いと思う方には、建部大社の境内に「桧山神社」を遥拝する「桧山神社遥拝所」があります。

桧山神社遥拝所

彌栄(いやさかえ)の御神木 [産霊(むすひ)の樹]

建部大社の大神様の御神威(みいつ)を受け幾百年の永い星霜の間、彌栄え繁盛を続けた境内の林の中で唯一の有難い御神木の「松根(商魂)」です。
御神木の「彌栄」ように家庭が逞しく彌栄えるよう祈願しましょう。

彌栄の御神木

大燈籠

古代百済から渡来し進んだ土木技術を持った大友氏一族が、「瀬田の唐橋」の安全を祈念して奉納したと伝えられ、旧瀬田城址臨江庵(旧膳所藩家老の別邸)の庭に建てられていました。


神馬



石灯籠(重要文化財)

文永七年庚午と彫があり、滋賀県内最古の石灯籠で、重要文化財に指定されています。
蒙古来襲で騒然となった時代、国家安泰を祈願し建立された石灯籠だと伝わっています。



歴史があって、見どころ満載、ご利益とパワースポットの建部大社へ是非お参りください。

アクセス
JR琵琶湖線 石山駅下車 徒歩約30分
京阪石山坂本線 唐橋前駅下車 徒歩約15分
名神高速道路 瀬田西ICまたは瀬田東ICより約5分



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