台風24号が日本海上を通過した9月30日は近畿地方も強風に見舞われましたので、本日の旅行は大丈夫かなと思いつつ車で家を出発しましたが、なんとか高速道路も通行でき名神高速道路から東海北陸自動車道を走り、飛騨清見ICから中部縦貫自動車道を経て、高山ICから高山市街に入りました。
高山市内 街歩き
10時半頃に高山駅近くの市営の広小路駐車場に車を入れ、「古い町並み」へ向け歩きました。古い町並みに入ってすぐに「飛騨高山観光案内所」がありましたので、見どころやおいしい店の情報を仕入れました。案内の方はとても親切で丁寧に教えていただけました。
まだ11時前でしたので、間に合うと思い、「高山陣屋」前の朝市に向かいました。到着すると11時45分頃でしたので、ほとんどの店が店じまいを始めていましたが、店の方はみなさん気さくに話しかけてくださいました。家内は大変お買い得な10個500円のリンゴを買っていました。家に帰っていただきましたところ、大変甘くておいしかったのですが、その後高山市内を街歩きするのには少し重い荷物となりました。
「高山陣屋」陣屋前朝市
十数軒の出店 (店じまいを始めていました)
りんごや梨などの果樹園の出店が多かったです
高山陣屋前の宮川にかかる中橋の赤い欄干 |
三町の古い町並みの通り |
三町の古い町並み周辺を街ぶらしました。土産物店、酒蔵の直営店(試飲も出しておられましたが車を運転しますので断腸の思いであきらめました。)、木工細工の店等が軒を連ねていました。写真ではあまりわかりませんが、インバウンドの観光客が多く、特に欧米人ダラケで歩くのに渋滞が出来るほどでした。・・・中国人の観光客はなぜか少なかったですよ。
飛騨牛まぶし
お昼は肉屋さんを併設している「飛騨牛匠家」で飛騨牛まぶしをいただきました。一杯目はそのままで、二杯目は薬味を添えて、三杯目は牛骨のスープのだし汁をかけてと、3種類の味わいで楽しめました。
街中にある歴史を感じさせる歯科医院と松の木 |
この後は下呂温泉に向かい宿泊しました。
合掌の里 白川郷
2日目は白川郷へ向かいました。途中道を間違えたため、到着が12時過ぎになってしまいました。東海北陸自動車道の白川郷ICを出て3分で白川村村営せせらぎ公園小呂駐車場に到着します。白川郷へは庄川の支流にかかるであい橋を渡ります。写真では観光客がまばらに見えますが、橋の上で観光客がひしめき合っていました。特に欧米人ダラケでした。
であい橋
合掌造りの民家 |
白川郷入口の町並み |
合掌造りの茅葺き屋根の葺き替えの途中を見ることができました。私の家は昔は茅葺きで一度葺き替えを体験しましたので、この光景は大変なつかしく感じました。顔じゅう煤だらけで鼻の穴まで真っ黒になって作業を手伝ったことを思い出しました。在所中総出で手伝ってくれ、多くの大人に囲まれて子供ごころに緊張もしていましたね。
下地づくり
萱の下地にすだれを敷いています
茅葺の屋根に苔や雑草が生えてきています・・・そろそろ葺き替え時ですか?
こちらの屋根を葺き替えたばかりです
郷のなかには、合掌造りの寺で知られる浄土真宗大谷派の松原山明善寺があります。
ご本尊は阿弥陀如来様で元文元年(1736年)に創建されています。庫裏や鐘楼門は岐阜県の文化財となっています。
浄土真宗大谷派 明善寺
明善寺 茅葺の本堂
明善寺 中央の建物は庫裏
明善寺 珍しい茅葺の鐘楼門
合掌造り軍
里に咲くコスモスの花
欧米からの団体観光客
内部を公開している和田家を見学しました。2階に上がる階段では2階から降りてくるフランス人の20名ほどの団体の行列待ちで5分ほど待ちました。皆さん体格が良いので狭くて急な階段を降りるのに難儀されていたようです。
2階は昔は養蚕のための蚕棚を設置してあり、蚕のエサの桑の葉の貯蔵棚、できた繭から絹糸を繰る糸繰り機が置いてあったようで、結構広いスペースとなっていました。
合掌造りは木材を藁縄で縛って固定するという工法と、更に屋根を萱で葺くという日本古来の農家家屋建築です。
内部を公開している和田家の2階の合掌構造 その1
内部を公開している和田家の2階の合掌構造 その2
車庫も合掌造り |
白川郷を出ると東海北陸道を北へ向かい、北陸自動車道に入り、金沢から加賀を経由して、途中東尋坊と越前海岸に立ち寄り帰宅しました。
残念ながら雲がありましたが、越前海岸に沈む夕日は大変きれいなものでした。
越前海岸に沈む夕日
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