平成30年2月25日の日商簿記3級を受験した後、簿記で勉強した貸借対照表や損益計算書、仕訳などの知識を活かして、更に今後の老後生活のお金にまつわる知識を身に付ける方法はないかと考えていたところ、お金にまつわる幅広い内容の資格として、「ファイナンシャルプランニング技能士」があるということを知り、詳しく調べてみました。
ファイナンシャルプランニング技能士の求めるところは、まさしく自分が求めていたものであり、年金や、税金、保険の話、投資などのお金にまつわる事柄を網羅的に理解できるというものでした。
ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得して、仕事をしようとか、個人事業を始めようとかいうものではありません。今後の老後生活におけるお金に関する基礎知識を試験勉強を通じて習得して、老後生活で誤らないようにしたいという思いから4月の中頃から資格取得勉強を始めました。
ファイナンシャルプランニング技能士の試験は、実施団体が2つあります。
それが、「日本FP協会(NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会)」と「きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)」です。
ファイナンシャルプランニング技能士の資格は、2つの団体何れでも受験できます。
試験実施日、時間は同一です。
学科試験は、両団体同一の内容で実施されますが、実技試験は、両団体で異なります。
実技試験は、両団体は次のように試験科目を分担しています。
「日本FP協会」は、「資産設計提案業務」を実施します。
「きんざい」は、「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の2科目実施し、受験者は2つの内から1科目を選択して受験します。
1.ファイナンシャルプランニング技能士とは
ファイナンシャルプランニング技能士とは、個人の負債、収支、資産、家族の状況などのリソースを受け、個人の家庭の教育資金や保険の計画、住宅取得、老後生活などについて将来の資金計画やアドバイスを業とする職業、職種をいいます。
ファイナンシャルプランニング技能士の資格は、3級から2級、1級と段階的に高度になります。
2.ファイナンシャルプランニング技能士3級試験問題
試験は、学科試験と実技試験があり、双方ともに基準点以上獲得して合格するものです。
3級の学科試験は、下記の科目から出題されます。
①ライフプランニング資金計画(ライフプランニング、社会保険、年金、税金)
②リスク管理
➂金融資産関係
④税金(所得税、控除、住民税、個人事業税)
⑤不動産
⑥相続、個人事業承継
3級の実技試験は、
「日本FP協会」で受験選択した場合は、「資産設計提案業務」を受験します。
「きんざい」で受験選択した場合は、「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の2科目の内から1科目を選択して受験します。
3.ファイナンシャルプランニング技能士3級試験合格基準
学科試験は
○×形式30問、3択問題30問 計60問 出題
60点満点中36点以上(60%以上)で合格
試験時間は、120分
実技試験は
日本FP協会 3択問題20問 出題され
100点満点中60点以上で合格
きんざい 事例形式5題 出題され
50点満点中30点で合格
試験時間は、いずれも60分
4.ファイナンシャルプランニング技能士3級試験難易度
学科試験は、日本FP協会ときんざいの試験問題・方法は同一であるのに関わらず、日本FP協会での受験結果データと、きんざいでの受験結果データで異なる数字が出ています。また、実技試験でも両団体で異なる数字が出ています。
従って、一概には言えませんが、学科と実技の両方合格する割合は50~60%程度かと想定されます。
そんなに難しい試験ではありません。
ということで次回「ファイナンシャルプランナー3級に合格しました その2」は、私が「ファイナンシャルプランニング技能士3級試験」に向けて勉強した、勉強方法について、ご紹介してまいりたいと思います。
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